【武道家の倫理観と自己防衛 ― 子どもに空手を学ばせる意味】
- 今野佑人
- 9月22日
- 読了時間: 3分
子どもの習い事を考えるとき、多くの保護者が気になるのは「礼儀」「集中力」「体力」の育成です。
しかし、空手や武道を学ぶことで得られるものは、それ以上に大きなものがあります。
武道家の倫理観や自己防衛の考え方をもとに、子どもが空手を習うことでどのように成長できるのかをご紹介します。
⸻
武道の稽古は「心」を育てる学び
空手を習うことで、子どもたちはただ技を覚えるだけではありません。
むしろ大切なのは「心の成長」です。
・人に手をあげなくなる
・無意味な争いを避けられるようになる
・いじめをしない・いじめられにくい強さが身につく
稽古を通じて子どもは自分を律し、相手を尊重する姿勢を自然に学んでいきます。これは学校生活や人間関係の中で、大きな自信につながります。
⸻
「未熟な武」と「成熟した武」の違い
精神が未熟な人が刀を振り回せば、それはただの暴力であり野蛮です。
しかし、精神が成熟した人が武を扱うとき、それは人を守るための力になります。
私は前者を「武術家」後者を「武道家」と呼んでいます。
武道の稽古で身につくのは、まさにこの「強さと優しさの両立」です。
自分の力をコントロールし、必要な時にだけ使えるようになる。
それが、子どもに空手を学ばせる大きな意義だと考えています。
⸻
実体験から伝えたいこと
私自身も20代の頃、実際に危険な場面に直面したことがありました。
相手から攻撃を受けそうになりましたが、私は危害を加えることなく相手を制し、警察に引き渡した経験があります。
それができたのは、私と相手との間に圧倒的な実力差があったからこそです。
もし実力が拮抗していれば、こちらも傷つけてしまったかもしれません。
だからこそ、武道を学ぶ者にとって日々の鍛錬は欠かせないのです。
⸻
子どもに伝えたい「圧倒的な武の差」
空手を学ぶことで、子どもは自分の力を暴力に使わなくなります。
それでいて「いざという時には自分や大切な人を守れる」という自信を持つことができます。
これは単なるケンカの強さではなく、圧倒的な武の差を持つからこそ相手を傷つけずに制することができる力です。
争いを長引かせず、その場で終わらせることができるのは、技術と心の両方を磨いた者だけに許される境地なのです。
⸻
保護者へのメッセージ
私が指導で大切にしているのは、強さと優しさを同時に育てることです。
武道を通じて身につけた力は、子どもたちの将来において「礼儀」「忍耐力」「自信」として必ず役立ちます。
そして、私は出来る限り心も身体も強く成長できるような稽古を心がけています。
子どもたちが将来どこに出ても胸を張れる人間に育っていくこと。
そのために、空手という武道を通じて日々全力で指導をしています。
⸻
・空手を学ぶと、人に手をあげなくなる
・無意味な争いを避ける力がつく
・いじめられにくくなる
・いざという時は自分や大切な人を守れる
・圧倒的な武の差を身につけることで、相手を傷つけずに制することができる
空手は、単なる格闘技や運動ではありません。
子どもの心と身体を育て、社会で活躍できる人間をつくる教育そのものです。

札幌で「子どもの習い事」「空手教室」を探している方に、ぜひ武道を通じた学びを体験していただきたいと思います。
KWU SENSHI JAPAN 札幌道場
道場主 今野佑人
コメント