遅筋と速筋 ― 人によって違う筋肉のタイプ
- 井波綜護
- 10月25日
- 読了時間: 3分
筋肉は大きく「遅筋」と「速筋」に分けられます。
• 遅筋(タイプ1):赤色で酸素を使う。疲れにくく、持久力に優れる。日常姿勢やウォーキングなどに活躍。
• 速筋(タイプ2):白っぽく瞬発力に優れる。短距離走やジャンプなど爆発的な動きに強いが、疲れやすい。人によって、この割合は生まれつき異なります。
ただし研究からも、トレーニングによって速筋を持久寄りにしたり、遅筋を強化したりと「質を変える」ことは可能であると示されています。遅筋が多い人はウォーキングやヨガなど持久系で成果を出しやすく、速筋が多い人は短時間の筋トレで効果が出やすい傾向があります。

「どちらが良い」ではなく、自分の特性に合った方法を選ぶことが効率的なのです。札幌や琴似でも、女性がパーソナルトレーニングやパーソナル ピラティスを取り入れ、自分に合った体づくりを楽しむ姿が増えています。
体質や生活に合わせて指導を受けることで、無理なく継続できるのが魅力です。
⸻筋収縮の種類 ― 動作ごとに違う働き方筋肉が力を出す仕組みも、一つではありません。
• コンセントリック収縮:筋肉が縮みながら力を出す(重りを持ち上げる時)
• エキセントリック収縮:筋肉が伸びながら力を出す(重りを下ろす時)
• アイソメトリック収縮:筋肉の長さを変えずに力を出す(プランクなど)特に注目したいのはエキセントリック収縮です。
筋肉が伸びながら発揮する力は大きく、代謝も高まり、引き締め効果につながります。
「ピラティスで体がしなやかに整う」と言われるのは、このエキセントリック動作が多く含まれているからなのです。
⸻遺伝と環境による違いアスリートの例を見ると、東アフリカのランナーは遅筋に優れ持久力が高く、西アフリカ出身の選手は速筋が強く短距離に向いていることが分かっています。
これは遺伝的要素と、育った環境(高地や食文化など)の影響が組み合わさった結果です。つまり「筋肉のタイプは人それぞれ」。
他人と同じやり方にこだわるより、自分の体質に合った運動や食事を選ぶことが一番大切です。
⸻ダイエットへの応用筋肉の仕組みを理解すると、ダイエットも効率的に進められます。
• 有酸素運動で遅筋を刺激 → 脂肪燃焼を促す
• 筋トレやピラティスで速筋を刺激 → 基礎代謝アップ
• 栄養バランスを整える → 筋肉が動くための燃料を確保特に栄養指導のように食事面をサポートしてもらうと、運動効果をさらに高められます。
「ダイエット」を目指す女性にとって、筋肉の知識と栄養管理の両立はとても心強い味方になるのです。
⸻まとめ
• 筋肉には遅筋と速筋がある
• 遅筋と速筋で役割が違う
• エキセントリック収縮は引き締め効果が高い
• 遺伝や環境で筋肉の特性は異なるが、工夫次第で鍛えられる
• 栄養と運動を組み合わせると、効率的にダイエットにつながる知識を持って体を動かすと、普段の運動が“意味のあるもの”に変わります。
だからこそ、自分の体を理解しながら楽しく体づくりを続けていきましょう。
パフォーマンスコーチ井波綜護
【パーソナル×ピラティス×栄養指導】88-Performance.
札幌市西区琴似四条7丁目2-11サッソンビル1階
0115900725





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