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自分に課した約束を必ず守る



空手が教えてくれた「最も残酷で、最も公平な修行」


これは、他者との約束ではありません。

自分自身との約束です。


空手の稽古とは、本質的にこの

「自分との約束」の連続だと私は考えています。

今日も稽古に行くと決めた自分。

試合に出ると決めた自分。

きつくても最後まで立ち続けると決めた自分。


誰に見られていなくても。

誰に褒められていなくても。

それでも、自分が決めたことをやり切れるかどうか。

それだけで、武道においても、人生においても、すべてが分かれます。


明日から毎朝走ると決めたなら、

雨が降ろうが、

雪が降ろうが、

体調が悪かろうが、

五分でもいい。

一分でもいいので、必ず走る。

一日一ページ本を読むと決めたなら、どれほど疲れていても必ず読む。


試合前の走り込み。

誰も見ていない早朝のシャドー。

誰にも評価されない反復稽古。

こうした誰にも見られていない時間の約束が、

人間の内側に、鋼のような意思を鍛え上げてくれます。


だから私は、子どもたちにこう伝えています。

「稽古に来た段階で、もう自分に勝っていると思っていい」

「試合に出ると決めた段階で、もう自分に勝っていると思っていい」

勝つか負けるかの前に、すでに自分との勝負には勝っているのだと。


なぜ、これほど重要なのか。

それは、自分との約束を破るたびに、

自己信頼という土台が、確実に崩れていくからです。


無意識は、すべてを記録しています。

「この人間(自分)は、自分すら裏切る」

「この人間(自分)は、苦しくなれば逃げる」

そうやって、自分自身を評価してしまうのです。


自分を信用できない人間が、

試合の土壇場で、自分を信じられるでしょうか。

人生の崖っぷちで、自分を頼れるでしょうか。

私は、難しいと感じています。


逆に、

どんなに小さな約束でも守り続けた人間には、

無意識の奥底に、確固たる信頼が築かれていきます。


「この人間は、何があってもやり遂げる」

そういう信頼です。


この信頼こそが、

試合の再延長で、絶対に負けないという力になり、

人生の絶望の底から、もう一歩を踏み出させてくれる力になります。


武士道において、言葉は命よりも重いとされてきました。

一度口にした誓いは、命を懸けても守るものだったのだと思います。


空手も、まったく同じです。

強さとは、技の上手さだけではありません。

根性論でもありません。

自分に課した誓いから、一度も逃げなかった人間だけが、最後に手にするものです。


私自身も、振り返れば空手人生はすべて、

「自分との約束を守れたかどうか」の積み重ねだったと感じています。

正直、守れなかった時の罪悪感は計り知れません。

苦しくて、やめたくなった日もありました。

結果が出ず、逃げたくなった時期もありました。

孤独だった時もありました。


それでも「決めた事はやる」ただそれだけでした。


勝った瞬間ではなく、誰も見ていない瞬間に逃げなかった自分がいたかどうか。

そこにしか、本物の強さは宿らないと私は思っています。


自分への誓いを守り抜くこと。

それは、現代では失われつつある価値かもしれません。

それでもなお残された。

最も静かで、最も過酷で、最も確実な実践だと私は思います。



極真世界連合戦士 札幌道場

道場主 今野 佑人


【所在地】

札幌市西区琴似四条7丁目2-11 サッソンビル1階


【電話番号】

011-590-0725


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