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空手の動きを強くする「アトラクター」という考え方





〝どんな状況でも崩れない技をつくる〟



空手の技を本当に強くする上で、最も重要なのは

どんな状況でも変わらない「動作の芯」を持つことです。



現代の運動学習では、

この“動作の芯”を アトラクター と呼びます。





■ アトラクター=空手における「型の芯」



空手のあらゆる技には、

絶対に崩してはいけない核となる要素が存在します。



例を挙げると、

突き・蹴りに共通するアトラクター

・床を押した力を“強くする”のではなく、返ってきた力を逃さず身体に通す「床反力の受け取り」

・胸郭と骨盤が分断されず、一体として動き続ける体幹の連動


これらは、

相手が動こうが、距離が変わろうが、

絶対に崩れてはいけない部分です。



言い換えれば、

武道における「型の中心線」。


ここが崩れた技は、

どれだけ速くても、

どれだけ当たっても、

「効く技」にはなりづらいです。





■ フラクチュエーター=状況に応じて変えてよい部分



一方で、

空手の動きには

変わってよい部分 も存在します。



これが フラクチュエーター です。


例:

・突きの角度

・ステップ幅

・上肢の角度

・リズム

・間合いの取り方


これらは

相手の構え、癖、距離、反応によって

柔軟に変えるべき要素です。


フラクチュエーターがあるからこそ、

試合でも組手でも対応力が生まれます。



ただし──


芯(アトラクター)が弱い状態で変化だけを増やすと、動きは必ず崩れます。





■ 強い選手は「アトラクターが深い」


本当に強い選手は、

・距離を詰められても

・角度をずらされても

・フェイントをかけられても


床から受け取った力の流れが途切れません。

支持脚から体幹への連動が崩れません。

呼吸によって生まれる内圧が抜けません。



見た目には動いているのに、

中身はまったく揺れていない。



これが

アトラクターが深い状態 です。



芯が深い選手ほど、

技は静かで、無駄がなく、

結果として「効きます」。





■ アトラクターはどう鍛えるのか



同じ技を

同じ条件で

ただ繰り返すだけでは、

アトラクターは深まりません。



重要なのは、

フラクチュエーターを意図的に揺らす稽古 です。



条件が揺れたとき、

最後に残るものこそが

本当の芯 です。





■ 芯があるから、技は自由になる


「型があるから、型破りができる」。


これは昔から伝わる

武道の本質ですが、

現代では

アトラクターとフラクチュエーター

という言葉で整理されています。



芯が明確であれば、

形は自由でいい。



逆に、

芯が曖昧なままの自由は、

ただの崩れです。



どんな状況でも再現できる動き。

それが本当に身についた技であり、

アトラクターが深く育った証拠です。





極真世界連合戦士 札幌道場

道場主:今野佑人


ホームページ

住所:札幌市西区琴似四条7丁目2-11 サッソンビル1階

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