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実と虚とは何か




― 組手の質を一段引き上げる考え方 ―



武道には、

「実(じつ)」と「虚(きょ)」

という考え方があります。



これは難しい理論ではなく、

組手の中で「なぜ効くのか」「なぜもらうのか」を

説明するための、とても実践的な考え方です。





実とは



実=今、ちゃんと戦えている状態です。


具体的には、

・構えができている

・身体が動いている

・次に何をするかが決まっている



この状態では、

相手の技は受けづらく、

もらっても効きにくくなります。





虚とは



虚=一瞬止まる、迷う、油断した状態です。


例えば、

・技を出し終わった直後

・体勢が崩れた時

・次に何をするか考えた一瞬



この「ほんの一瞬」に、

身体と意識の準備が切れてしまいます。





実の後には、必ず虚が生まれる



大事なのは、

「実の後には必ず虚が生まれる」

という事実です。



技を出す。

攻める。

踏み込む。



これらはすべて「実」です。



そしてその直後に、

必ず「虚」が生まれます。



この流れを理解すると、

組手が単調な

1・2・1・2・1・2…

の繰り返しにならなくなります。





なぜ虚のタイミングは効くのか



虚のタイミングで技をもらうと、

受けづらく、効きやすくなります。


これは力の問題ではありません。



身体も意識も準備できていないタイミングで

被弾してしまうからです。





問題は「虚が長いこと」



虚は誰にでもあります。

強い選手でも、必ず生まれます。



問題になるのは、

「実の後の虚が長いこと」です。



虚が長いと、

・隙が多くなる

・次の動きが読まれる

・相手に狙われやすくなる



結果として、

軽い技でも効いてしまいます。





改善方法はシンプル



やることは多くありません。



・技を出した直後に「もう来る」と想定しておく

(予備緊張)


・打ち終わりで止まらない

(虚のタイミングで技を出させない)


・すべてに全力で反応しない

(実の後の虚が短くなる)


この3つを意識するだけで、

組手の安定感は大きく変わります。





まとめ



虚は消せません。


しかし、短くすることはできます。



意識してほしいのは、

「打つ → 意識する → すぐ動く」

という流れです。



これを身につけることで、

・被弾が減る

・効かされにくくなる

・組手の質が一段上がる



実と虚を理解することは、

技術だけでなく

組手そのものの考え方を変える

大きな一歩になります。



日々の稽古の中で、

ぜひ意識してみてください。



極真世界連合戦士 札幌道場


道場主 今野佑人




住所:札幌市西区琴似四条7丁目2-11 サッソンビル1階

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