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実と虚とは何か

今野佑人
2月28日
読了時間: 2分



― 組手の質を一段引き上げる考え方 ―



武道には、

「実(じつ)」と「虚(きょ)」

という考え方があります。



これは難しい理論ではなく、

組手の中で「なぜ効くのか」「なぜもらうのか」を

説明するための、とても実践的な考え方です。



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実とは



実=今、ちゃんと戦えている状態です。


具体的には、

・構えができている

・身体が動いている

・次に何をするかが決まっている



この状態では、

相手の技は受けづらく、

もらっても効きにくくなります。



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虚とは



虚=一瞬止まる、迷う、油断した状態です。


例えば、

・技を出し終わった直後

・体勢が崩れた時

・次に何をするか考えた一瞬



この「ほんの一瞬」に、

身体と意識の準備が切れてしまいます。



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実の後には、必ず虚が生まれる



大事なのは、

「実の後には必ず虚が生まれる」

という事実です。



技を出す。

攻める。

踏み込む。



これらはすべて「実」です。



そしてその直後に、

必ず「虚」が生まれます。



この流れを理解すると、

組手が単調な

1・2・1・2・1・2…

の繰り返しにならなくなります。



⸻



なぜ虚のタイミングは効くのか



虚のタイミングで技をもらうと、

受けづらく、効きやすくなります。


これは力の問題ではありません。



身体も意識も準備できていないタイミングで

被弾してしまうからです。



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問題は「虚が長いこと」



虚は誰にでもあります。

強い選手でも、必ず生まれます。



問題になるのは、

「実の後の虚が長いこと」です。



虚が長いと、

・隙が多くなる

・次の動きが読まれる

・相手に狙われやすくなる



結果として、

軽い技でも効いてしまいます。



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改善方法はシンプル



やることは多くありません。



・技を出した直後に「もう来る」と想定しておく

(予備緊張)


・打ち終わりで止まらない

(虚のタイミングで技を出させない)


・すべてに全力で反応しない

(実の後の虚が短くなる)


この3つを意識するだけで、

組手の安定感は大きく変わります。



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まとめ



虚は消せません。


しかし、短くすることはできます。



意識してほしいのは、

「打つ → 意識する → すぐ動く」

という流れです。



これを身につけることで、

・被弾が減る

・効かされにくくなる

・組手の質が一段上がる



実と虚を理解することは、

技術だけでなく

組手そのものの考え方を変える

大きな一歩になります。



日々の稽古の中で、

ぜひ意識してみてください。



極真世界連合戦士 札幌道場


道場主 今野佑人




住所:札幌市西区琴似四条7丁目2-11 サッソンビル1階

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